みなさん、こんにちは!ジャズの名曲名演シリーズ、第6弾の主役は『St. Thomas(セント・トーマス)』です!
「ジャズって、なんだか夜の薄暗いバーで、静かに渋く聴くものでしょう?」
そんなイメージを持っている方にこそ、ぜひ聴いていただきたいのがこの曲です。『St. Thomas』は、聴いた瞬間に青い海とまぶしい太陽が目の前に広がるような、ジャズ界で一番陽気でハッピーな大名曲なんです。
この曲の最大の特徴は、中南米のカリブ海に伝わる「カリプソ」という、弾むようなダンスのリズムを取り入れているところ。
今回は、どんよりした気分も一瞬でカラッと晴れやかにしてしまうような、絶対に外せない名演アルバムを5枚厳選してご紹介します。
お気に入りの「ご機嫌な1枚」を、一緒に見つけてみませんか?
南国の風が吹き抜ける!ジャズの名曲『St. Thomas』の魅力とは?
結論から言うと、『St. Thomas』の魅力は、おもちゃ箱をひっくり返したような楽しいリズムと、一度聴いたら口ずさみたくなるチャーミングなメロディにあります。
この曲を作ったのは、サックスの神様と呼ばれるソニー・ロリンズ。彼のお母さんの故郷であるカリブ海の美しい島「セント・トーマス島」の伝統的なリズムをジャズに混ぜ合わせたことで、この奇跡的な名曲が生まれました。
最初はドラムがトコトコと楽しげにリズムを刻み、そこへ太くて弾むようなサックスの音が「パッパパ・パパパパ・パッパッパ♪」と入ってくる瞬間は、いつ聴いてもワクワクします。
私自身、ちょっとお疲れ気味の朝や、お天気の良い日のドライブには、必ずこの曲を音量大きめで流します。理屈抜きでココロと体が動き出すような、不思議なパワーをもらえるからです。
それでは、この陽気なカリブの魔法がどんな風に演奏されているのか、さっそく聴き比べてみましょう!
これだけは外せない!『St. Thomas』の名演アルバム5選
世界中のフェスティバルやライブで会場を大爆発させてきた『St. Thomas』の名演・名盤を5枚ご紹介します。
① すべてはここから始まった!ジャズの歴史にそびえ立つ最高峰の大名盤
- アーティスト名: ソニー・ロリンズ(Sonny Rollins)
- アルバム名: 『Saxophone Colossus』
ジャズファンなら誰もが「家宝」として持っている、歴史的な超ウルトラ大名盤『サキソフォン・コロッサス(通称サキコロ)』。その1曲目に収録されているのが、本家本元であるこの演奏です。
ソニー・ロリンズの吹くサックスは、まるで豪快に笑っているかのように大らかで力強いのが魅力。曲の途中で、ドラムの達人マックス・ローチが、まるでアフリカの太鼓のようにおもしろいリズムで叩きまくる「ドラムソロ」のパートもあり、楽しさは100点満点です。
「まずは歴史を作った、絶対に間違いないオリジナルの演奏から聴きたい!」という方は、迷わずこの1枚からスタートしてください。
② ギターの神様が魅せる!軽快でスリリングな超絶テクニック
- アーティスト名: ジム・ホール(Jim Hall)
- アルバム名: 『Live!』
優しく知的な音色で知られる天才ギタリスト、ジム・ホールが、ライブハウスの熱気の中でこの曲に挑んだ名演です。
サックスの豪快な雰囲気とはガラリと変わり、ギターならではのコロコロとした、軽やかで小気味よい音がステージを駆け巡ります。一見、涼しい顔をして優しく弾いているように聞こえますが、実はものすごいテクニックで即興演奏をしていて、後半に向かってどんどん熱気が高まっていくスリリングさは鳥肌モノです。
お洒落なカフェで流れているような心地よさと、ジャズのスリルを同時に味わえる、ファンからも大絶賛されているライブ盤です。
③ ピアノの鍵盤が弾ける!最高にハッピーなピアノ・トリオ
- アーティスト名: トミー・フラナガン(Tommy Flanagan)
- アルバム名: 『Overseas』
実は、最初にご紹介したソニー・ロリンズのオリジナル盤で、後ろで名演を支えていたピアニストが、このトミー・フラナガンです。
そんな彼が、今度は自分が主役(リーダー)になって、ピアノ・ベース・ドラムの「トリオ」でこの曲を演奏したのが本作です。彼のピアノは、まるで上質な水滴が跳ねているかのように、一音一音がとてもクリアで上品。
「サックスの音がちょっと大きくて耳が疲れちゃうな」という方でも、この優しく軽快なピアノトリオのアレンジなら、お部屋のBGMとしてすんなり、気持ちよく楽しむことができますよ。
④ 現代のカリブの風!圧倒的なスピード感で魅せる圧巻のサックス
- アーティスト名: ジョシュア・レッドマン(Joshua Redman)
- アルバム名: 『Captured Live』など(ライブ演奏で定番の一曲)
「古い録音じゃなくて、もっと現代的で、ガツンとパワフルな演奏が聴きたい!」という若い世代のジャズファンに圧倒的に支持されているのが、現代のトップサックス奏者ジョシュア・レッドマンです。
彼は、ソニー・ロリンズへのリスペクトを込めつつも、現代のロックやポップスにも通じるような、ものすごいスピード感と迫力でこの曲を吹き鳴らします。
ライブならではの観客の「ウォー!」という大歓声も入っていて、聴いているだけで一緒にフェスに参加しているような最高のテンションになれる1枚です。
⑤ 現代のクリアな音で楽しむ!お馴染みの極上ルパン風アレンジ
- アーティスト名: 大野雄二(Yuji Ohno)
- アルバム名: 『LUPIN THE THIRD “JAZZ”』シリーズ
最後にご紹介するのは、アニメ『ルパン三世』の音楽で日本中を虜にしているピアニスト、大野雄二さんによる演奏です。
この名曲名演シリーズでおすすめしている通り、日本のトップミュージシャンが集まって現代のスタジオで録音した音源は、とにかく音がクリアで耳馴染みが良いのが魅力です。
南国の陽気なメロディに、大野さんらしい都會的でお洒落なエッセンスがちょっぴり加わり、まるでルパンたちが南の島のリゾートでバカンスを楽しんでいるかのような、ワクワクする仕上がりになっています。初心者の方でも100%楽しめる、安心の太鼓判です。
自分にあったアルバムの選び方
今回の5枚も、それぞれ違った南国の風を感じさせてくれます。今のあなたの気分に合わせて選んでみてくださいね。
| あなたの今の気分 | おすすめのアルバム | 聴きどころ |
|---|---|---|
| 「まずは歴史を作った、100点満点の王道を聴きたい!」 | ① ソニー・ロリンズ | 豪快なサックスと楽しいドラムソロ |
| 「お洒落で軽快な、お部屋のBGMにしたい」 | ③ トミー・フラナガン | キラキラと弾ける上品な名手ピアノ |
| 「現代的でクリアな、良い音でテンションを上げたい」 | ⑤ 大野雄二 | 都会的でお洒落なルパン風アレンジ |
音楽配信サービスや動画サイトなどで『St. Thomas』と検索して、ピンときたアルバムの再生ボタンを押してみてください。その瞬間から、あなたのお部屋に爽やかな夏の風が吹き抜けますよ。
あなたを笑顔にするお気に入りの『St. Thomas』を見つけよう!
今回は、カリブ海の陽気なリズムが世界中を虜にした名曲『St. Thomas』をテーマに、ジャズの名演アルバム5選をご紹介しました。
同じメロディであっても、豪快なサックス、軽快なギター、上品なピアノ、そして現代的な大迫力のサウンドによって、全く違う楽しさで私たちの心を弾ませてくれるのがジャズの面白いところです。
ちょっと気分が乗らない日や、スカッと晴れやかな気持ちになりたいときは、ぜひこの曲のスイッチを押してみてください。
あなたを最高にハッピーにしてくれる、とっておきの1枚が見つかりますように!

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