みなさん、こんにちは!ジャズの名曲名演シリーズ、第10弾の節目を迎える今回の主役は『Giant Steps(ジャイアント・ステップス)』です!
「ジャズの、限界ギリギリの格好良さを体感してみたい!」 「聴くだけで目が覚めるような、凄まじい演奏を聴いてみたい!」
そんなあなたに絶対に聴いてほしいのが、この曲です。タイトルの『Giant Steps』には「巨大な足跡」という意味があります。その名の通り、ジャズの歴史に文字通りとてつもなく大きな足跡を残した、超ウルトラ重要な名曲なんです。
この曲の一番の魅力は、「目にも留まらぬハイスピードで駆け抜ける、スリル満点のジェットコースターのような超絶技巧」にあります。
今回は、聴くだけで圧倒されてトリハダが立ってしまうような、最高の5枚を厳選しました。人間の限界に挑むような熱い音楽の世界を、一緒に体感してみましょう!
ジェットコースターのようなスリル!名曲『Giant Steps』の魅力とは?
結論から言うと、『Giant Steps』の魅力は、聴いているこちらまで息をのんでしまうほどの、圧倒的なスピード感と情熱にあります。
この曲を作ったのは、サックスの巨人ジョン・コルトレーン。彼は音楽の仕組みを極限まで研究し、「ものすごく複雑に変わるコード(和音)の壁」を作り出しました。そして、その壁を自分自身のサックスの腕前一本で、ハイスピードで突破していくという、とんでもない挑戦をしたのです。
お洒落でリラックスしたBGMとしてのジャズとは真逆で、ここにあるのは「ミュージシャン同士の真剣勝負」です。
私が初めてこの曲を聴いたとき、まるで目の前を新幹線が猛スピードで通り過ぎたかのような衝撃を受け、言葉を失ってしまいました。気分をシャキッとさせたいときや、ここ一番の集中力が欲しいときに聴くと、最高のエネルギーをもらえますよ。
それでは、この驚異の超絶技巧がどんな風に演奏されているのか、さっそく聴き比べてみましょう!
これだけは外せない!『Giant Steps』の名演アルバム5選
世界中のミュージシャンが「一度は完璧に演奏してみたい」と憧れる『Giant Steps』の名演・名盤を5枚ご紹介します。
① すべてはここから始まった!歴史を震撼させた本家本元の超大名盤
- アーティスト名: ジョン・コルトレーン(John Coltrane)
- アルバム名: 『Giant Steps』
ジャズの歴史をガラリと変えてしまった、本家本元ジョン・コルトレーンによる伝説のオリジナル演奏です。
ドラムが激しくリズムを刻み始めた瞬間、コルトレーンのサックスが、まるでマシンガンのように大量の音符を吹き鳴らしながら突っ込んできます。あまりのスピードに、後ろで演奏しているピアニストがついていけなくなって戸惑ってしまうシーンがあるほど、当時の常識を遥かに超えた凄まじい演奏なんです。
人間の情熱とテクニックが爆発した、ジャズ界のピラミッドのような存在。まずはこの「本物の衝撃」を肌で感じてみてください。
② ピアノの鍵盤が火花を散らす!美しくも圧倒的なハイスピード
- アーティスト名: トミー・フラナガン(Tommy Flanagan)
- アルバム名: 『Giant Steps』
実は、上で紹介したコルトレーンの本家盤で、スピードについていけず一番悔しい思いをしたピアニストが、このトミー・フラナガンでした。
名手として知られる彼が、なんとその20年後、自分自身のリーダーアルバムで、同じ『Giant Steps』に再挑戦したのが本作です。今度は見事にリベンジを果たし、ピアノ・ベース・ドラムのトリオで、驚くほど滑らかに、そしてキラキラと美しい音色でこの難曲を完璧に弾きこなしています。
サックスの激しさとは一味違う、ピアノならではの爽快感とスピード感を味わえる、ジャズファンの間でも大絶賛の感動名盤です。
③ 現代の天才が魅せる!もはや次元が違う超絶ベースソロ
- アーティスト名: クリスチャン・マクブライド(Christian McBride)
- アルバム名: 『Gettin’ to It』
ジャズバンドを後ろから支える、大きくて重い弦楽器「ウッドベース」。通常ならあの巨体でハイスピードな曲を弾くのは不可能なのですが……それを「片手で軽々とやってのけてしまった」のが、現代最高の天才ベーシスト、クリスチャン・マクブライドです。
なんと彼は、この超難曲をベース一本(ソロ)を中心にして演奏しています。太い弦が「ブンブンブン!」と猛烈な速さで弾ける音は、格好良すぎて開いた口が塞がらなくなります。
「楽器の王様であるベースって、ここまで凄いことができるんだ!」と、音楽の常識をひっくり返されること間違いなしの1枚です。
④ 心地よいギターの音色で楽しむ、お洒落で知的なスピード感
- アーティスト名: パット・マルティーノ(Pat Martino)
- アルバム名: 『Footprints』など
激しいサックスや重いベースの後は、ジャズギターの神様パット・マルティーノによる、驚くほどお洒落でクールな演奏をご紹介します。
彼の特徴は、どんなに速いテンポの曲であっても、一音一音を全く濁さずに、まるで精密機械のように正確にギターを弾きこなすところ。温かみのあるギターの音色のおかげで、曲の難しさを感じさせず、とても知的なドライブミュージックのように心地よく聴くことができます。
「激しすぎるジャズは耳が疲れちゃうけれど、格好いいスピード感は楽しみたい」という日に抜群にハマる名演です。
⑤ 現代の最高の音質でシビれる!安心の都會派ルパン風アレンジ
- アーティスト名: 大野雄二(Yuji Ohno)
- アルバム名: 『LUPIN THE THIRD “JAZZ”』シリーズ
最後にご紹介するのは、アニメ『ルパン三世』の音楽でお馴染みのピアニスト、大野雄二さんによる演奏です。
この名曲名演シリーズでおすすめしている通り、日本のトップミュージシャンたちが現代の素晴らしいスタジオでレコーディングした音源は、音の濁りが一切なく、ベースの低音からシンバルの火花のような高音までクッキリ聴こえるのが最大の魅力です。
巨匠コルトレーンが作った熱いメロディに、大野さんらしい都會的でスリリングなエッセンスが加わり、ルパンたちが大都会をカーチェイスしているかのような格好いいアレンジに仕上がっています。初心者の方でも100%スカッと楽しめる、太鼓判の1枚です。
ジャズ初心者でも迷わない!自分に合うアルバムの選び方
今回の5枚は、どれもミュージシャンたちの「限界突破」が味わえる最高に熱い名盤ばかりです。今のあなたの気分に合わせて選んでみてくださいね。
| あなたの今の気分 | おすすめのアルバム | 聴きどころ |
|---|---|---|
| 「歴史を変えた、本物の衝撃とエネルギーを感じたい」 | ① ジョン・コルトレーン | 魂を震わせるサックスのマシンガンソロ |
| 「爽快で美しい、ピアノの超絶テクニックに浸りたい」 | ② トミー・フラナガン | 20年越しのリベンジを果たした完璧なピアノ |
| 「現代的でクリアな、良い音でテンションを上げたい」 | ⑤ 大野雄二 | 都会の夜にぴったりなルパン風スリリングアレンジ |
まずは音楽配信サービスや動画サイトなどで『Giant Steps』と検索して、気になったアルバムの再生ボタンを押してみてください。その瞬間、お部屋の空気が一気に引き締まり、最高にエキサイティングな時間が始まりますよ。
あなたを熱くする「巨大な足跡」を体感しよう!
今回は、ジャズの歴史にそびえ立つ超絶技巧の名曲『Giant Steps』をテーマに、名演アルバム5選をご紹介しました。
同じ難曲であっても、本家の圧倒的なサックス、執念の美しいピアノ、限界を超えたベース、精密なギター、そして現代的なスタイリッシュアレンジによって、全く違う「スリルと格好良さ」を魅せてくれるのがジャズの面白いところです。
ちょっとモチベーションを上げたいとき、新しい刺激が欲しいときは、ぜひこの曲のスイッチを押して、ミュージシャンたちの熱い情熱を全力で浴びてみてください。
あなたの胸を一番熱くさせてくれる、とっておきの1枚が見つかりますように!

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