ジャズの名曲『Night in Tunisia』名演アルバム5選!

みなさん、こんにちは!ジャズの名曲名演シリーズ、第11弾の主役は『A Night in Tunisia(チュニジアの夜)』です!

「お洒落なだけじゃなくて、もっと怪しくて、ゾクゾクするような格好いいジャズを聴いてみたい!」

そんなあなたに絶対のおすすめが、この曲です。タイトルにある「チュニジア」とは、アフリカ大陸の北側にある情熱の国のこと。その名の通り、聴いた瞬間にどこか遠くのエキゾチックな国の、怪しげで美しい夜の世界へと連れていかれるような名曲なんです。

この曲の一番の魅力は、「妖しいラテンのリズム」から「激しいジャズのリズム」へと、途中でガラリと変身するスリリングな展開にあります。

今回は、一度聴いたらその格好良さの虜になってしまうような、最高の5枚を厳選しました。ドキドキするような音楽の夜を、一緒に楽しんでみましょう!


目次

妖しいリズムの変身にゾクゾク!名曲『チュニジアの夜』の魅力とは?

結論から言うと、『A Night in Tunisia』の魅力は、砂漠の夜を思わせるミステリアスな雰囲気と、ミュージシャンたちが命を削るようにして吹く、火花散るような超絶技巧にあります。

この曲を作ったのは、トランペットの神様ディジー・ガレスピー。彼は、アメリカのジャズに中南米やアフリカの弾むようなリズム(アフリカ系キューバ音楽)を混ぜ合わせることで、この最高にエキゾチックな曲を生み出しました。

最初は、ベースが細かく怪しげなリズムを刻み、そこへ呪文のようなメロディが重なります。そして曲の途中で、全員が一斉に音をピタッと止める「一瞬の隙(ブレイク)」が訪れた次の瞬間、信じられないほどのハイスピードで激しいソロ演奏が爆発するんです!

私自身、夜のドライブ中や、ちょっと非日常的なワクワク感が欲しいときには、必ずこの曲のボリュームを上げます。映画の脱獄シーンやお宝を奪うシーンのような、スリリングな快感を味わえるからです。

演奏する楽器やバンドによって、この「夜の変身」がどう料理されているのか、さっそく聴き比べてみましょう!


これだけは外せない!『チュニジアの夜』の名演アルバム5選

世界中のフェスティバルで観客を総立ちにさせてきた『チュニジアの夜』の名演・名盤を5枚ご紹介します。

① すべてはここから始まった!生みの親が魅せるゴージャスな熱帯夜

  • アーティスト名: ディジー・ガレスピー(Dizzy Gillespie)
  • アルバム名: 『Dizzy Gillespie / A Night in Tunisia』など(または『The Greatest Of Dizzy Gillespie』)

この曲を作った張本人であり、ジャズ界で一番陽気な天才トランペッター、ディジー・ガレスピーによる本家本元の演奏です。

彼の吹くトランペットは、天高く突き抜けるような高音と、目にも留まらぬ速さのフレーズが特徴。後ろで鳴り響くパーカッション(太鼓)のポコポコとした陽気なリズムと合わさって、まるで夜の熱帯地方のお祭りに紛れ込んだかのような、最高にゴージャスでエネルギッシュな体験ができます。

歴史を作った生みの親ならではの、堂々とした「本物の説得力」をまずはこの1枚から浴びてみてください。

② ジャズの歴史に刻まれた伝説!サックスの神様が魅せる奇跡の4秒間

  • アーティスト名: チャーリー・パーカー(Charlie Parker)
  • アルバム名: 『The Complete Dial Sessions』など(※1946年録音テイクが有名)

ジャズの世界で「伝説中の伝説」として語り継がれているのが、アルトサックスの神様チャーリー・パーカーによる演奏です。

この録音の何が凄いかというと、曲の途中でリズムが切り替わる瞬間、パーカーがたった一人でサックスを吹き鳴らす「たった4秒間の即興演奏(通称ファモウス・ブレイク)」。これが、人間の限界を超えたような凄まじいスピードと美しさで、ジャズファンはみんなこの4秒間を聴くためだけにこのレコードを回すほどです。

音質は少し古いですが、まるで歴史の教科書から本物の奇跡が飛び出してきたかのような、圧倒的な凄みを感じられる超重要テイクです。

③ ファンキー・ジャズの巨頭が激突!熱いドラムが炸裂する決定盤

  • アーティスト名: アート・ブレイキー&ジャズ・メッセンジャーズ(Art Blakey & The Jazz Messengers)
  • アルバム名: 『A Night in Tunisia』

シリーズ第2弾の『Moanin’』でも大活躍した、地鳴りのようなドラムの達人アート・ブレイキーが率いる最強のバンドによる演奏です。

この曲とアート・ブレイキーの相性は抜群!なぜなら、アフリカ的な熱いドラムを叩かせたら彼の右に出る者はいないからです。曲のクライマックスでは、ブレイキーのドラムだけが主役になり、まるで嵐のように激しく太鼓を叩きまくるシーンがあり、聴いているだけで心臓のバクバクが止まらなくなります。

「古い音質は苦手、とにかく音が良くて、大迫力でノリノリのチュニジアが聴きたい!」という方に、これ以上ないほどお勧めの大名盤です。

④ 鍵盤からクールな火花が散る!鬼才が魅せる圧倒的なスピード

  • アーティスト名: バド・パウエル(Bud Powell)
  • アルバム名: 『The Amazing Bud Powell, Vol. 1』

サックスやトランペットのような管楽器がいなくても、ピアノ一台(トリオ)だけでここまでエキゾチックでスリリングに演奏できることを証明したのが、モダンジャズピアノの祖であるバド・パウエルです。

彼の右手から繰り出されるピアノの音は、まるで鋭いナイフのように尖っていて、最高にクール。あの怪しげなメロディを、目にも留まらぬハイスピードで、しかし一音一音を完璧にコントロールしながら弾ききります。

お部屋でそっと静かに聴くというよりは、夜に一人でじっくりと、ジャズの「知的な格好良さ」に痺れたいときにぴったりの名演です。

⑤ 現代の最高の音質でシビれる!お馴染みの都会派お洒落アレンジ

  • アーティスト名: 大野雄二(Yuji Ohno)
  • アルバム名: 『LUPIN THE THIRD “JAZZ”』シリーズ

最後にご紹介するのは、アニメ『ルパン三世』の音楽でお馴染みのピアニスト、大野雄二さんによる演奏です。

この名曲名演シリーズでおすすめしている通り、日本のトップミュージシャンたちが現代の素晴らしい環境で録音した音源は、ベースの弾けるような低音からシンバルの細かな響きまでクッキリ聴こえるのが魅力です。

ガレスピーが作ったエキゾチックな難曲に、大野さんらしい都會的でスタイリッシュなエッセンスが加わり、ルパンたちが夜のアラビアの街を颯爽と駆け抜けるような、最高に格好いいアレンジに仕上がっています。ジャズ初心者の方でも100%楽しめる安心の1枚です。


ジャズ初心者でも迷わない!自分に合うアルバムの選び方

今回の5枚も、それぞれ全く違った「夜の国」の表情を見せてくれます。今のあなたの気分に合わせてチョイスしてみてくださいね。

あなたの今の気分 おすすめのアルバム 聴きどころ 
「とにかく大迫力のドラムと、熱いノリでテンションを上げたい」③ アート・ブレイキー 嵐のように激しい、魂のドラムソロ 
「ジャズの歴史を作った、本物の『奇跡』を体験したい」② チャーリー・パーカー 伝説として語り継がれる、鳥肌モノの4秒間 
「現代的でクリアな、良い音で日常をお洒落に彩りたい」⑤ 大野雄二 都会の夜にぴったりなルパン風アレンジ 

まずは音楽配信サービスや動画サイトなどで『A Night in Tunisia』と検索して、気になったジャケットの再生ボタンをそっと押してみてください。その瞬間、いつものあなたのお部屋に、妖しくて熱い砂漠の夜の風が吹き抜けますよ。


あなたを夢中にさせる「妖しいチュニジアの夜」へ!

今回は、アフリカやラテンの妖しいリズムが世界中を虜にした名曲『A Night in Tunisia』をテーマに、ジャズの名演アルバム5選をご紹介しました。

同じメロディであっても、生みの親のハッピーなトランペット、神様の奇跡の4秒間、大爆発するドラム、刃物のように鋭いピアノ、そして現代的な美しい響きによって、全く違う「スリルと格好良さ」を魅せてくれるのがジャズの面白いところです。

今夜はちょっとお部屋の明かりを落として、このエキゾチックな音楽に身を委ねながら、スリリングで贅沢な大人の夜を楽しんでみませんか?

あなたを一番ワクワクさせてくれる、とっておきの1枚が見つかりますように!

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