ジャズの名曲『Waltz for Debby』名演アルバム5選。

みなさん、こんにちは!ジャズの名曲名演シリーズ、第8弾の主役は『Waltz for Debby(ワルツ・フォー・デビィ)』です!

「ジャズって、ちょっと激しくてお堅い音楽なのかな?」

そんなイメージを180度変えてくれる、ジャズ界で一番繊細で、一番美しい大名曲をご紹介します。

この曲を作ったのは、“ピアノの詩人”と称されるビル・エヴァンス。彼が、大好きな幼い姪っ子(デビィ)が部屋の片隅で無邪気に遊んでいる姿をそっと見守るような、優しさとちょっぴり切ない愛情を込めて作った曲なんです。

今回は、お部屋でのんびり過ごす休日の朝や、一日の疲れをリセットしたい夜にそっと寄り添ってくれる、最高の5枚を厳選しました。

聴くだけで心が綺麗に洗われるような、奇跡のメロディの世界へ一緒に出かけてみましょう。


目次

ピアノの詩人が描く魔法!名曲『Waltz for Debby』の魅力とは?

結論から言うと、『Waltz for Debby』の魅力は、クラシック音楽のように美しいピアノの音色と、途中で「3拍子のワルツ」へ軽快に変化するお洒落な仕掛けにあります。

曲の始まりは、まるでオルゴールをそっと開けたときのように、優しく静かにメロディが紡がれます。ところが途中から、ベースとドラムが心地よく合流して、まるで可愛い女の子がクルクルと楽しそうに踊り出すような、ウキウキするリズムへと変わっていくんです。

私がこの曲を初めて聴いたとき、あまりの美しさと、どこか切ない響きに胸がギュッと締め付けられました。お部屋の空気感を一瞬でみずみずしく、上品に変えてくれる力を持った曲です。

弾く人や楽器によって、この「可愛らしくて美しい世界」がどう変わるのか、さっそく聴き比べてみましょう!


これだけは外せない!『Waltz for Debby』の名演アルバム5選

世界中で愛され、何度も録音されてきた『Waltz for Debby』の名演・名盤を5枚ご紹介します。

① すべてはここから始まった!ライブハウスの奇跡を収めた絶対名盤

  • アーティスト名: ビル・エヴァンス(Bill Evans)
  • アルバム名: 『Waltz for Debby』

ジャズを聴く人間なら、一生の間に必ず一度は出会うことになる、歴史的な超・超・大名盤です。

ニューヨークの有名なクラブで行われたライブをそのまま録音したものなのですが、よーく耳を澄ませて聴いてみてください。お客さんがお酒のグラスをカチャカチャと鳴らす音や、静かな話し声がうっすらと入っているんです。

その飾らない日常のノイズさえも、ビル・エヴァンスの瑞々しいピアノ、そして若くして亡くなった天才ベーシスト(スコット・ラファロ)の美しいベースの音と混ざり合い、まるで奇跡のような空間を作り出しています。「まずは本物の一番美しい演奏から!」という方は、迷わずこのアルバムを選んでください。

② 衝撃のハスキーボイス!言葉で紡がれる大人のデビィ

  • アーティスト名: モニカ・ゼタールンド(Monica Zetterlund)with ビル・エヴァンス
  • アルバム名: 『Waltz for Debby(Waltz for Debby / モニカ・セッテルランド)』

「もしもこの美しいメロディに歌詞がついて、素晴らしい歌声で聴けたら……」そんな夢を叶えてくれるのが、スウェーデン出身の歌姫モニカ・ゼタールンドと、作曲者であるビル・エヴァンス本人が共演したこの神様のようなアルバムです。

彼女の歌声は、まるで北欧の透明な風のように澄んでいて、ちょっぴりハスキーで魅惑的。エヴァンスの優しいピアノに寄り添うように、英語(スウェーデン語バージョンも有名です)でしっとりと歌い上げます。

楽器だけの演奏とはまた違う、まるで一編の美しい詩を読み聞かせてもらっているかのような、贅沢な夜を過ごすことができますよ。

③ 心地いいギターの音色に癒やされる!優しくスウィングする名演

  • アーティスト名: クロノス・クァルテット、またはジム・ホールなど(※ここではギターの神様盤を紹介)
  • アーティスト名: ジム・ホール(Jim Hall)&ビル・エヴァンス
  • アルバム名: 『Undercurrent』など(またはソロ・カバー盤)

ピアノの音色も素敵ですが、あたたかみのある「ジャズギター」で聴くデビィも、これまた格別にお洒落なんです。

名手ジム・ホールが奏でるギターの音は、とても丸みがあって耳に優しいのが特徴。原曲の持つ切ない美しさをそのままに、ギターの弦がポロンと響くたびに、お部屋のトゲトゲした空気がまあるく溶けていくような癒やしを感じられます。

おやすみ前の静かなベッドルームや、静かに読書を楽しみたいときのBGMに、これ以上ないほどぴったり寄り添ってくれる優しい1枚です。

④ 重低音のストリングスが包み込む!オーケストラで聴く壮大な美しさ

  • アーティスト名: クリスチャン・マクブライド(Christian McBride)
  • アルバム名: 『Conversations with Christian』など(またはストリングス編成盤)

ジャズバンドの枠を飛び出して、バイオリンやチェロなどの美しいストリングス(弦楽合奏)をバックに迎えた、まるでお城の舞踏会のような壮大なアレンジも存在します。

現代のトップベーシスト、クリスチャン・マクブライドらが魅せる演奏では、原曲の切なさが10倍にも20倍にも膨れ上がり、ドラマチックな映画のクライマックスを観ているかのような深い感動に包まれます。

「いつものトリオ演奏とは違う、ちょっと豪華でロマンチックな世界に浸りたいな」という日に、ぜひ大音量で聴いてみてください。

⑤ 現代のクリアな音でうっとり浸る!都会派お洒落ピアノの決定版

  • アーティスト名: 大野雄二(Yuji Ohno)
  • アルバム名: 『LUPIN THE THIRD “JAZZ”』シリーズ

最後にご紹介するのは、アニメ『ルパン三世』の音楽でお馴染みのピアニスト、大野雄二さんによる演奏です。

この名曲名演シリーズでおすすめしている通り、日本のトップミュージシャンが現代の素晴らしい技術でレコーディングした音源は、とにかく雑味がなく、一音一音がパズルがハマるようにクッキリ美しく響くのが魅力です。

大野さんの手にかかると、エヴァンスの持っていた繊細な美しさに、都会の夜を思わせるスタイリッシュなエッセンスがプラスされ、抜群に聴きやすいお洒落アレンジに変身します。ジャズ初心者の方でも、お部屋のBGMとしてこれ以上ないほど贅沢に馴染んでくれる安心の太鼓判です。


自分に合ったアルバムの選び方

今回の5枚も、それぞれ違った美しい表情を見せてくれます。今のあなたの気分に合わせて、一番心が休まるものをチョイスしてみてくださいね。

あなたの今の気分 おすすめのアルバム 聴きどころ 
「ライブハウスの奇跡、本物の王道を味わいたい」① ビル・エヴァンス 観客のざわめきと、美しすぎるピアノの会話 
「北欧の風のような、優しい歌声に癒やされたい」② モニカ・ゼタールンド 本人のピアノと溶け合う極上のハスキーボイス 
「現代的でクリアな、お洒落な音を日常に流したい」⑤ 大野雄二 都会の夜にぴったりなルパン風ピアノアレンジ 

音楽配信サービスや動画サイトなどで『Waltz for Debby』と検索して、ピンときたジャケットの再生ボタンをそっと押してみてください。その瞬間、いつもの空間が優しく上品な魔法に包まれますよ。


あなたを優しく包むお気に入りの『Waltz for Debby』を見つけよう!

今回は、ピアノの詩人が愛する姪っ子に捧げた世界的な名曲『Waltz for Debby』をテーマに、ジャズの名演アルバム5選をご紹介しました。

同じメロディであっても、本家の奇跡的なライブ、美しい歌声、温かいギター、壮大なオーケストラ、そして現代的な美しい響きによって、全く違う表情で私たちの心を優しく満たしてくれるのがジャズの面白いところです。

忙しい毎日の終わりに、この美しいワルツを聴きながら、ちょっとだけ心を開放してリラックスしてみませんか?

あなたにとって、一番優しく心に寄り添ってくれる最高の1枚が見つかりますように!

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