みなさん、こんにちは!ジャズの名曲名演シリーズ、第4弾の主役は『Fly Me to the Moon(フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン)』です!
「私を月に連れていって」というロマンチックなタイトルを持つこの曲。ジャズに詳しくない方でも、大人気アニメ『新世紀エヴァンゲリオン』のエンディング曲として流れていたあの美しいメロディ、と言えばピンとくる方が多いのではないでしょうか。
実はこの曲、元々はゆったりとした3拍子の曲だったのですが、ジャズの世界で軽快な4拍子にアレンジされたことで、世界中で愛される大ヒット曲へと生まれ変わった歴史があるんです。
「夜のリラックスタイムに、ちょっとお洒落な音楽が聴きたいな」
そんなときに、この曲のジャズバージョンはこれ以上ないほどばっちりハマります!今回は、初心者の方でも一瞬で夜のロマンチックな気分の魔法にかかってしまうような、素晴らしい名演アルバムを5枚厳選してご紹介します。
お気に入りの1枚と一緒に、月への音楽旅行に出かけてみませんか?
夜のロマンに浸る!ジャズの名曲『Fly Me to the Moon』の魅力とは?
結論から言うと、『Fly Me to the Moon』の魅力は、演奏する人によって「夜のドライブに似合う軽快なノリ」にも、「お部屋で静かに聴きたい切ないバラード」にも美しく変化するところにあります。
ジャズには、同じ曲でもテンポ(速さ)や楽器を変えるだけで、ガラリと雰囲気を変えてしまう魔法のような楽しさがあります。
私がこの曲のジャズバージョンを初めて聴いたとき、アニメで聴いていたミステリアスな雰囲気とはまた違って、大人の余裕たっぷりにカッコよくスウィングする姿に一目惚れしてしまいました。おやすみ前のひとときや、大切な人と過ごす夜の時間を、最高にロマンチックに演出してくれますよ。
それでは、月夜にぴったりな素晴らしい名演たちをさっそく聴き比べてみましょう!
これだけは外せない!『Fly Me to the Moon』の名演アルバム5選
世界中でカバーされている『Fly Me to the Moon』の名演・名盤を5枚ご紹介します。それぞれの美しい世界観を楽しんでみてくださいね。
① 世界を魅了した絶対王者!誰もが憧れる大人のスウィング
- アーティスト名: フランク・シナトラ(Frank Sinatra)
- アルバム名: 『It Might as well Be Swing』
この曲を「誰もが知る大ヒット曲」にした、ジャズの歴史上で絶対に外せない伝説のボーカルアルバムです。
20世紀を代表する大歌手フランク・シナトラが、抜群のタイミングと渋く甘い歌声で、語りかけるように歌い上げます。後ろでは、巨匠カウント・ベイシーが率いる名門ビッグバンドが、これ以上ないほどお洒落でハッピーなリズムを刻んでいます。
実はこの録音、アメリカの宇宙飛行士によって本物の月へ行くロケット(アポロ11号)の中でも流されたという、ロマンあふれるエピソードもあるんですよ。「まずは一番有名で、最高にゴージャスな定番から聴きたい!」という方は、この1枚で決まりです。
② 鍵盤から気品があふれる!優雅なピアノ・トリオ
- アーティスト名: オスカー・ピーターソン(Oscar Peterson)
- アルバム名: 『The Oscar Peterson Trio Plays』など
「歌声よりも、綺麗なピアノの音色でリラックスして聴きたいな」という時におすすめなのが、“鍵盤の皇帝”と呼ばれた天才ピアニスト、オスカー・ピーターソンによる演奏です。
彼のピアノは、まるでキラキラした星屑が夜空に散りばめられているかのように、美しく流れるような音が特徴です。ベースとドラムの心地よいリズムに乗って、軽快に、そしてどこか優雅にメロディが紡がれていきます。
休日の読書タイムや、お部屋のBGMとしてそっと流しておくだけで、自宅が洗練されたお洒落なジャズバーに早変わりします。
③ 哀愁あふれる歌声に涙する!心に染みる大人のバラード
- アーティスト名: ジュリー・ロンドン(Julie London)
- アルバム名: 『Fly Me to the Moon』
フランク・シナトラの陽気な格好良さとは180度違う、胸がキュッとなるほど切なくて美しいバラードを聴かせてくれるのが、大人のハスキーボイスが魅力の女性歌手ジュリー・ロンドンです。
彼女は、あえてテンポをグッと落として、夜の静寂に溶け込むような優しいささやき声でこの曲を歌います。バックの演奏もアコースティックギターなど非常にシンプルで、それが彼女の歌声の美しさをさらに引き立てています。
一日の終わりに、お部屋の明かりを少し落として、あたたかい飲み物やお酒を片手にじっくりと浸りたい……そんな夜に最高の癒やしをくれる名盤です。
④ サックスの甘い音色に酔いしれる!お洒落な極上モダンジャズ
- アーティスト名: ロイ・ヘインズ(Roy Haynes / ローランド・カーク参加)
- アルバム名: 『Out of the Afternoon』
名ドラマーのロイ・ヘインズが率いるバンドによる、楽器演奏(インストゥルメンタル)の隠れた名演です。ここでサックスを吹いているローランド・カークというミュージシャンの演奏が、とにかくお洒落で格好いいんです。
弾むようなドラムのリズムに乗せて、少し鼻にかかったような、温かみのあるサックスの音がコロコロと転がるようにメロディを奏でます。
難しさは一切なく、聴いているだけで自然と心がウキウキしてくるような、ジャズらしい楽しさが100%詰まった素晴らしいテイクです。
⑤ 現代の最高の音質で楽しむ!ルパン三世の生みの親による極上アレンジ
- アーティスト名: 大野雄二(Yuji Ohno)
- アルバム名: 『LUPIN THE THIRD “JAZZ”』シリーズ
最後にご紹介するのは、アニメ『ルパン三世』の音楽で日本中を魅了し続けているピアニスト、大野雄二さんによる演奏です。
この名曲名演シリーズではお馴染みですが、日本のトップミュージシャンが現代の素晴らしい録音技術でレコーディングした音源は、とにかく一音一音がクリアで耳に心地よく響くのが魅力です。
大野さんの手にかかると、お馴染みのメロディが都会の夜空を優雅にフライトしているかのような、大人っぽくてちょっぴりスリリングなお洒落アレンジに変身します。ジャズ初心者の方でも、肩の力を抜いてドライブやお部屋のBGMとして楽しめる、太鼓判の1枚です。
ジャズ初心者でも迷わない!自分に合うアルバムの選び方
今回の5枚も、それぞれ違った夜の表情を見せてくれます。今のあなたの気分に合わせて、一番ワクワクするものをチョイスしてみてくださいね。
| あなたの今の気分 | おすすめのアルバム | 聴きどころ |
|---|---|---|
| 「月へ行くような、最高にゴージャスな定番を聴きたい!」 | ① フランク・シナトラ | 渋い歌声と豪華なビッグバンドのノリ |
| 「一日の終わりに、静かにリラックスして癒やされたい」 | ③ ジュリー・ロンドン | 優しいささやき声で歌う至福のバラード |
| 「現代的でクリアな、お洒落な音を日常に流したい」 | ⑤ 大野雄二 | 都会の夜にぴったりな極上ピアノアレンジ |
音楽配信サービスや動画サイトなどで『Fly Me to the Moon』と検索して、気になったアルバムをまずは最初の数十秒だけでも再生してみてください。その瞬間から、あなたの日常の夜が少しだけ特別でロマンチックな時間に変わりますよ。
まとめ:あなただけのお気に入りの「月夜の1枚」を見つけよう!
今回は、世界中で愛されるロマンチックな名曲『Fly Me to the Moon』をテーマに、ジャズの名演アルバム5選をご紹介しました。
同じメロディであっても、男性ボーカル、女性ボーカル、ピアノ、サックス、そしてテンポの違いによって、満月のように輝くハッピーな表情から、三日月のように切ない表情まで、全く違う美しさを見せてくれるのがジャズの面白いところです。
今夜はスマートフォンの画面を少しだけ伏せて、この曲を聴きながらロマンチックな音楽の旅に出かけてみませんか?
あなたにとって、一番心地よく夜を彩ってくれる最高の1枚が見つかりますように!

コメント