名曲『Autumn Leaves』名演アルバム5選!

みなさん、こんにちは!ジャズの名曲名演シリーズ、第9弾の主役は『Autumn Leaves(枯葉)』です!

ジャズを全く聴いたことがない方でも、「枯葉」という曲名は一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。実はこの曲、世界中のジャズミュージシャンが一番たくさん演奏し、一番多くのレコードが残されている、まさに「世界一有名なジャズの超ウルトラ大定番」なんです。

元々はフランスの寂しげな歌(シャンソン)だったのですが、ジャズの世界に入ったことで、ただ悲しいだけでなく、最高にクールで、聴くだけで胸が熱くなる格好いい曲へと生まれ変わりました。

今回は、「同じ曲なのにこんなに違うの!?」というジャズの聴き比べの楽しさを一番わかりやすく味わえる、絶対に外せない名演アルバムを5枚厳選してご紹介します。

お気に入りの「枯葉」を、一緒に見つけてみませんか?


目次

哀愁が最高にクールに化ける!名曲『Autumn Leaves』の魅力とは?

結論から言うと、『Autumn Leaves』の魅力は、切ないメロディの中に、ジャズならではの「弾むような楽しさ」や「大人の色気」が絶妙にブレンドされているところにあります。

ジャズには、「悲しいメロディの曲を、あえてノリノリのリズムで演奏して格好よく仕上げる」というお家芸があります。この『枯葉』はその最高のお手本なんです。

私が初めてジャズバージョンの『枯葉』を聴いたとき、学校の音楽の授業で習ったような寂しいイメージが吹き飛んで、あまりの格好良さにトリハダが立ちました。

秋の夜長はもちろん、一日の終わりに静かにテンションを上げたいときや、お部屋で読書を楽しむときのバックミュージックにこれ以上ないほどぴったり馴染んでくれますよ。


これだけは外せない!『Autumn Leaves』の名演アルバム5選

世界中に何千通りとある『枯葉』の演奏の中から、歴史を作った神様たちによる5枚を厳選しました。

① すべてのジャズはここへ通じる!歴史を創った絶対王者の名演

  • アーティスト名: キャノンボール・アダレイ(Cannonball Adderley)※マイルス・デイヴィス参加
  • アルバム名: 『Somethin’ Else』

ジャズファンに「最高の『枯葉』はどれ?」と聞けば、10人中9人がこのアルバムの名前を挙げる、歴史的な超・超・大名盤です。

サックス奏者のキャノンボールのアルバムですが、本当の主役はゲストとして参加している“ジャズの帝王”マイルス・デイヴィス。彼が吹くトランペットの「プォー…」という最初の音を聴くだけで、お部屋の空気が一瞬で「最高にシブい大人のジャズバー」に変わります。

切ないメロディをこれ以上ないほどクールに引き締めた、ジャズの歴史の最高到達点。初心者がまず最初に聴くべき、絶対にハズさない究極の1枚です。

② ピアノの詩人が魅せる、切なくもみずみずしい「静かな枯葉」

  • アーティスト名: ビル・エヴァンス(Bill Evans)
  • アルバム名: 『Portrait in Jazz』

前回の『Waltz for Debby』でもご紹介した“ピアノの詩人”ビル・エヴァンスが、ピアノ・ベース・ドラムのトリオで演奏した、これまた歴史的な名演です。

マイルスの『枯葉』が夜の都会の格好良さなら、エヴァンスの『枯葉』は、まるで秋の朝の澄んだ空気のように瑞々しくて知的。

ピアノとベースが、まるで対等におしゃべりをしているかのように複雑に絡み合いながら、軽快にスピードを上げていく展開は聴いていて本当に心地よいです。「ガチャガチャした大きな音は苦手だけど、繊細で綺麗で、しっかりスウィングするジャズが聴きたい」という日に最高の選択になります。

③ 哀愁をハッピーに吹き飛ばす!超絶技巧のハッピーピアノ

  • アーティスト名: オスカー・ピーターソン(Oscar Peterson)
  • アルバム名: 『The Trio』など

「悲しい曲だからって、しんみり聴くだけじゃつまらない!」そんな風に、圧倒的な元気と楽しさを味あわせてくれるのが、鍵盤の皇帝オスカー・ピーターソンです。

彼の『枯葉』は、とにかくテンポが速くて超パワフル!まるで鍵盤の上を音が火花を散らして駆け巡るような、ワクワクする超絶テクニックを披露してくれます。

ベースとドラムも一歩も引かずに爆走し、聴いているだけで自然と足でリズムを取ってしまうほどハッピーな気持ちになれます。気分をパッと明るく変えたいときの特効薬になるような名演です。

④ 渋い低音ボイスが語りかける、大人のための極上ボーカル

  • アーティスト名: ナット・キング・コール(Nat King Cole)
  • アルバム名: 『The Very Best of Nat King Cole』など

元々は「歌」だったこの曲の魅力を、世界最高峰の甘く渋い声で味あわせてくれるのが、伝説の黒人歌手ナット・キング・コールです。

優しく、語りかけるような彼の低音ボイスで「枯葉が窓の外に落ちていく…君が去ってから、冬の歌が聴こえるようだ」という歌詞を聴くと、英語の意味がわからなくても、胸の奥にじんわりとロマンチックな情景が浮かんできます。

バックのオーケストラの美しい演奏も素晴らしく、一日の終わりにベッドルームで静かに眠りにつきたい…そんな夜に優しく寄り添ってくれる至福の名盤です。

⑤ 現代の最高の音質でお洒落に酔う!安心の都会派アレンジ

  • アーティスト名: 大野雄二(Yuji Ohno)
  • アルバム名: 『LUPIN THE THIRD “JAZZ”』シリーズ

最後にご紹介するのは、アニメ『ルパン三世』の音楽でお馴染みのピアニスト、大野雄二さんによる演奏です。

この名曲名演シリーズの太鼓判ですが、日本のトップミュージシャンたちが現代の最高の環境でレコーディングした音源は、とにかく一音一音の輪郭がクッキリしていて耳に心地よいのが魅力です。

巨匠たちが作った哀愁のメロディに、大野さんらしい都会的でスタイリッシュなエッセンスがプラスされ、ルパンの隠れ家バーで流れているような、最高に格好いいお洒落アレンジに変身しています。ジャズ初心者の方でも100%楽しめる安心の1枚です。


ジャズ初心者が迷わない!アルバムの選び方

今回の5枚も、それぞれ全く違った「枯葉」の表情を見せてくれます。今のあなたの気分に合わせてチョイスしてみてくださいね。

あなたの今の気分 おすすめのアルバム 聴きどころ 
「これぞジャズ!という100点満点の王道を聴きたい」① キャノンボール(マイルス) 帝王マイルスのシブすぎるトランペット 
「綺麗で知的で、心地よいピアノの音に癒やされたい」② ビル・エヴァンス ピアノとベースが会話するみずみずしい演奏 
「現代的でクリアな、良い音で日常をお洒落に彩りたい」⑤ 大野雄二 都会の夜にぴったりなルパン風ピアノアレンジ 

まずは音楽配信サービスや動画サイトなどで『Autumn Leaves』と検索して、気になったジャケットの再生ボタンをそっと押してみてください。その瞬間、あなたの日常が少しだけ新しく、格好いい時間に変わりますよ。


あなただけのお気に入りの「一枚の枯葉」を見つけよう!

今回は、世界中で愛される大定番『Autumn Leaves』をテーマに、ジャズの名演アルバム5選をご紹介しました。

同じメロディであっても、帝王のクールなトランペット、詩人の美しいピアノ、皇帝のハッピーな超絶技巧、渋い歌声、そして現代的な美しい響きによって、全く違う表情を見せてくれるのがジャズの面白いところです。

お気に入りの1枚が見つかると、いつもの毎日の景色がちょっとだけ新しく、お洒落に見えてくるはずです。

あなたにとって、一番心地よく心に寄り添ってくれる最高の1枚が見つかりますように!

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